(初ガウラの切り戻し剪定をしました。 上手く冬を越してくれますように。)
クライストチャーチ中心地区を車で走っていると、桜の花に似た小花を沢山つけている花をよく見かけるようになっていてて、何という花なんだろうと思っていました。
昨年、12月19日に園芸店に行った時にその花を見つけNZ$11.99(約935円)で購入しました。 それが、ガウラと言う名前の花でした。
このガウラは、米国のテキサス、ルイジアナが原産の草花で、毎年花を咲かせる多年草といことでした。
ガウラの花の名前の由来は、ギリシャ語のガウロス(Gauros)「華麗な」「堂々とした」から取られました。 正しくガウラの美しい花姿に合った言葉だと思います。
日本では、ガウラの花が、蝶のように見えることから「ハクチョウソウ」という和名があります。 また、ピンク色の品種は、「ヤマモモソウ」と呼ばれています。
インドでは、女の子の名前に「ガウラ」が使われているそうで、名前の由来は、ヒンドゥー教の女神パールヴァティーから来たと言われています。
(ワンポイント)
*春から秋にかけて次々と花を咲かせてくれます。
*1つの花は短命で3日ほどで散りますが、次々と花は咲き続けます。
*日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。
*地植えの場合、基本的に水やり、追肥の必要はありません。
*花が咲き終わった花茎は、その都度切ると新しい花茎が伸びて来ます。
*花付きが悪くなってきたら、思い切って半分ぐらいまで切り戻すと花付きが良くなる。
*夏の暑さがひと段落した頃、地面から20cm程度まで切り戻すと良い。
*株は年々成長します。 株が混み合って来ると風通しが悪くなるので注意を。
*大株になったら株分けが出来ます。 日本だと3月頃が適時だそうです。
(ガウラの花言葉)
「清楚」「神秘」「舞姫」「行きずりの恋」「繊細な心を傷つけない」「負けず嫌い」「我慢できない」
*「清楚」「神秘」は、清潔感のある花のイメージから来たと思われいます。
*「舞姫」「行きずりの恋」「繊細な心を傷つけない」は、細長い花茎が風に揺れる姿から連想されて付けられたそうです。「行きずりの恋」は、蝶に見えるガウラの花が花から花へ飛ぶ蝶の姿に見えることと、人の移り気な恋心を重ねて付けられたとか。
*「負けず嫌い」「我慢できない」は、生育が旺盛で、沢山の花を付け、他の花に負けまいとするガウラの成長する姿から取られました。
ガウラの花と直接は関係ありませんが、スペイン最古の騎士道物語に「アマディス・デ・ガウラ」という本があります。 フランス王(ガウラ)とスコットランド王女との間に生まれた不義の子「アマディス」が、全欧州を舞台に繰り広げる、禁断の恋と死闘を描いた奇想天外な物語です。
この「アマディス・デ・ガウラ」の本は、「ドン・キホーテ」の原点と呼ばれていまして、実際、「ドン・キホーテ」の本の中に「アマディス・デ・ガウラ」の本が登場します。その本を読んだ騎士道物語が好きな郷士の男が正気を失って、自らを「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」と名乗ります。 そして、彼は遍歴の騎士となり世の中の不正を正す冒険の旅に出ました。 騎士である以上思い姫が必要だと考え、田舎娘を貴婦人ドゥルシネーア・デル・トポーソとして思い慕うことに決めました。 というのがドン・キホーテの物語です。
「禁断の恋と死闘」「不正を正す冒険」「思い姫」、なんかガウラの花言葉になりそうな気がしました。
「昔の騎士のようになりなさい」と、社会に羽ばたく若者に贈りたくなる花がガウラなのかも?
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