セカンドハンドショップで見つけた新品のゴム長靴です。値段はNZ$10(約780円)でした。
ちょうど今ガーデニングで使っているゴム長靴が壊れて来ていて新しいのが欲しいなーと思っていたところ、セカンドハンドショップで見つけました。なんとサイズもピッタリでした。
ゴム長靴の歴史は、19世紀に初代ウエリントン公爵のアーサー・ウェルズリーが騎兵の脛(すね)を守る為に考案した革のブーツが元になってゴム長靴が完成しました。
1852年に実業家のヒラム・ハッチンソンは、ゴム硫化法を発明したチャールズ・グッドイヤーからゴム長靴を作る特許を取得し、1853年にフランスでゴム長靴の制作をする工場を立ち上げました。
(ゴム硫化法)生ゴムに硫黄を混ぜて加熱することで、ゴムの弾性限界を大きくする加工のことで多種多様のゴムの生産が可能になりました。この発見で現代ゴム産業は大きく飛躍しました。
(チャールズ・グッドイヤー)世界的なタイヤメーカーのグッドイヤー社とは関係ないそうです。
当時、ぬかるんだ場所で木靴を履いて作業していた農民や牧民にゴム製のウェリントン・ブーツ(ゴム長靴)は爆発的に人気が出ました。
その後、第一次世界大戦で、英国軍はヨーロッパのぬかるんだ塹壕で戦うことを余儀なくされました。そこで、北英国ゴム会社(現ハンター社)は、大量のウェリントン・ブーツ(ゴム長靴)の制作を依頼されました。第二次世界大戦でもハンター社は、英国軍に大量のウェリントン・ブーツ(ゴム長靴)を供給しました。
戦後、配給されたブーツは作業用として使用する者もいて、沢山の人にウェリントン・ブーツが知られる事になりました。
ニュージーランドのゴム長靴の代表的な会社は、Red Band社のゴム長靴になります。この会社は60年以上に渡り、ニュージーランドの独特で過酷な条件の下で丈夫で快適な履き心地を追求したゴム長靴を作っています。
日本では、1954年に日本ゴムがアメリカのデパートのカタログの長靴のデザインを参考にしてゴム長靴の生産が開始されました。
1970年代に、英国のウエストカントリーでゴム長靴を投げる大会が始まりました。ここニュージーランドのTaihape(タイハぺ)でも1985年からゴム長靴を投げる大会が始まっています。また、タイハぺには、公式のゴム長靴を投げるレーンがあり1年中誰でも投げることが出来るそうです。
なみに、ゴム長靴投げのギネス記録は、63.98メートルだそうです。
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