ガクアジサイ
アジサイが花盛りになって来ました。
園芸用のHydrangea(アジサイ)は、日本の原種であるガクアジサイを改良した落葉低木です。ヨーロッパで品種改良されたものはセイヨウアジサイと呼ばれています。
漢字表記の「紫陽花」は、唐の詩人の白居易が、おそらくライラックに付けた名前を間違って平安時代の学者の源順がアジサイに使ったのが始まりだと言われています。
花の色がよく変わることから、別名「七変化」「八仙花」とも呼ばれています。
土壌が酸性なら青い花、アルカリ性なら赤い花を付けます。(リトマス試験紙とは逆です)また、年数が経つとアジサイに有機酸が蓄積されて行くため、青色の花も赤味を帯びるようになるようです。
(ワンポイント)
*耐陰性があるが、花付きを良くするには日当たりが大切
*肥沃で水はけと水持ちの良い土壌を好みます
*水切れを起こさないように
*込んだ枝葉は剪定して風通しを良くすること
*花が終わったら新芽(節)を3から5個残して剪定すること
*秋の終わりに切り詰めて樹形を小さくすることが出来る
*古い木化した太い茎は冬に整理すること
*前年枝の春ざし、当年枝の夏ざしで増やすことが出来ます
*2~3年に1回植え替えして用土の通気性を良くすること(落葉中に)
*植え替え時に株分けして増やすことも出来ます(小さくしすぎないこと)
(アジサイの花言葉)
花姿から「団らん」「和気あいあい」「家族」という花言葉や花の色が変化することから「移り気」「変節」「浮気」「冷酷」という真逆な花言葉まであります。花言葉もアジサイならではの七変化ですね。
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