昨年の春に購入したレモン(マイヤーレモン)です。購入した時は果実が2個付いていました。その後花が沢山咲いて、沢山小さな果実を付けましたが、木がまだ小さいので各枝に2~3個残して後は摘み取ってしまいました。冬になり7個だけですが果実が大きく育って来ています。ある物はそろそろ収穫出来そうです。
Lemon(レモン)は、ミカン科ミカン属の常緑低木です。原産地は、インドのヒマラヤ地方です。
Lemon(レモン)の語源は、ヒンドゥー語の「Limbu」がアラビア語「Laimun」やペルシャ語「Limun」と変化し、ヨーロッパに伝わると、ラテン語「Limo」、スペイン語やフランス語「Limon」となり、英語圏で「Lemon」となりました。
Lemon(レモン)の歴史
Lemon(レモン)はヒマラヤ山麓が原産地でありました。イラン高原やメソポタミアなどを支配したサーサー朝(226年から651年)でペルシャ人がレモンを栽培していたことば分かっています。サーサー朝を征服したアラブ人は、レモンを大々的に栽培するようになりました。9世紀にはイスラム帝国が征服したシチリア島にレモンが渡り、シチリアは現在に至るまでレモンの大産地の一つになっています。
11世紀にノルマン人がシチリアを征服したことで、レモンはヨーロッパ大陸に伝わって行きましたが、寒いヨーロッパではレモンはほとんど栽培が出来ませんでした。なので、レモンは高級品となり富の象徴とされました。
15世紀になり、イタリアやスペインでレモンは盛んに栽培されるようになりました。
17世紀、オランダの全盛期には、レモンの持つ高級感から絵画でレモンが盛んに描かれるようになりました。同じ頃、フランスで柑橘類を温室で栽培するのが富裕層の間で流行り出しました。
17世紀半ばに、イタリアの北部ガルダ湖北西岸でヨーロッパ最北のレモン農園が作られました。レモンハウスと呼ばれる小屋を建て、夏は屋根を取り外し、冬は屋根を付けて避寒用としてレモンを栽培しました。ここは、蒸気船や鉄道が発達する19世紀末までレモンの重要産地となっていました。
1676年、砂糖とレモンの供給拡大によってフランスでレモネードが一般的な飲み物になりました。(パリにおいて、"Compagnie de Limonadiers" と呼ばれる業者団体が結成され、レモネードをタンクで運んで、カップに注いで販売した。)
1753年、英国海軍省のジェームズ・リンドは、レモンが壊血病に効果があると食べ物の1つだという結論を出しました。1768年ジェームズ・クックは、第1回航海でリンドの意見を取り上げて、船にザワークラウトを大量に積み込み、レモンなど柑橘類を食べることを薦めた結果、3年間の航海中に壊血病で亡くなる船員は誰1人出ませんでした。その結果、1795年から英国海軍では、レモンジュースを積み込み船員に配給することが義務付けられました。(レモンジュースと言ってもラム酒のカクテルであるグロッグとレモンを混ぜたものでした。)このことによってレモンの消費が拡大して行き、同時にレモン農園が各地に広がっても行きました。
19世紀、アメリカにてレモネードはノンアルコール飲料となりました。これはその当時アメリカが禁酒法時代だったことが深く絡んでいます。
現在、レモンの世界生産は、1位インド、2位メキシコ、3位中国と上位3か国で世界生産の半分近いシェアーを占めています。
Lemon(レモン)の花言葉
「誠実な愛」「思慮分別」「心からの思慕」「香季」「熱情」「熱意」「陽気な考え」
レモンの木全体の花言葉が、「誠実な愛」「思慮分別」
レモンの花の花言葉が、「心からの思慕」「香季」
レモンの果実の花言葉が、「熱情」「熱意」「陽気な考え」
♪♪♪
あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
今でもあなたはわたしの光
米津玄師「Lemon」より
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