(殻長14㎝)
ニュージーランドも日本と同じく海に囲まれた島国ですので、海産物に恵まれた国になります。
そんなNZのお薦めシーフードの中から今回はパウア貝(アワビ)を紹介させて頂きます。
パウア貝(Paua shell)は、NZの先住民族のマオリが「Paua」と呼んでいたことから付けられた名前です。英語での別名は、「Sea Opal」「Abalone」とも呼ばれています。
生息域は、海岸部の浅い(水深1m~15m)の岩場に棲んでいます。採集可能な大きさ(12.5㎝以上)に成長するまでには 4~5 年を要します。
個人での採取は、一日当たり一人10個までとされています。採取方法は素潜りに限られていて、スキューバーなどの装備を用いることは違法とされています。
NZで暮らしていても滅多にお目にかからないパウア貝ですが、肉厚で大きさもありますので、アワビのバター焼きにして食べると最高です。
パウア貝は、レストランのメニーに登場して来ることもそうありませんので、もし、NZ旅行中にレストランでパウア貝を見つけたら迷わず注文してみて下さい。
青く輝くパウア貝の殻は、マオリの宝物"taonga"でした。マオリの彫刻に置いて目を表すのによく用いられています。これは、夜空の星が先祖の目だという考えがマオリにはあり、その輝きをパウアで表しているそうです。
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