真冬の青空をバックに、光輝くロウバイの花が美しいです。 ただ、意識しないと意外と気が付きにくい花木でもあります。
ロウバイの魅力は、香りです。 強い香りを放つロウバイは、玄関や洗面所またはトイレなどに飾ることで一足早い春を感じることが出来ます。
ロウ細工のような花を咲かるロウバイは、正しく漢字で「蝋梅」と書きます。中国原産の落葉低木(2m~4m)です。 中国語で「蝋梅」(ラーメイ)と呼ばれています。
ロウバイ(蝋梅)は、玉梅、茶梅、水仙と並んで「雪中四友」または「雪中四花」の花の一つとして中国では尊ばれています。(玉梅とは白い梅、茶梅は山茶花のこと)
日本には、江戸時代初期に渡来し、庭木、生け花、盆栽として愛用されたそうです。 ただ、古くは唐から伝わった梅ということで「唐梅」とも呼ばれていたとか。
寒い冬に甘い香りを放つことから、英語では「Winter Sweet」(冬の甘味)と呼ばれています。 別名、「Japanese Allspice」とも呼ばれています。
ちなみに、ロウバイは「梅」という漢字が使われていますが、梅ではなく、クスノキ目ロウバイ科の落葉樹で、バラ科の梅とは別種の樹木になります。
(ワンポイント)
*日当たりが良い場所の方が花付きが良くなる。
*乾燥が苦手なので乾燥をさせないように、グランドカバーになる植物を植えるのも良い。
*花後に実(偽果)をつけますが、有毒成分が含まれていますので食べないように。
*生け花にする時は、枝に割を入れ水揚げをしやすくする。太い枝の場合は十文字に割を入れると良い。
*挿し木より種から増やす方が簡単、ただし花を付けるまでには6~7年ほどかかります。
(ロウバイの花言葉)
「慈愛」「慈しみ」「ゆかしさ」「先見」
*「慈愛」「慈しみ」は、厳しい真冬に花を咲かせるロウバイが、どんな時でも子供を思う親心と重なって見えたことから来た言葉のように思えます。
*「ゆかしさ」は、そっと目立たなく咲くロウバイの花姿から来たと言われています。
*「先見」は、どの花木より早く咲くことから来たと言われています。
厳寒の真冬に咲くロウバイの花ですが、意外と花は枝から取れやすいです。 子供を思う気持ちは強い親も意外と弱い存在だと気が付かないとね。
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