このビストロテーブル&チェアは、リサイクルショップでNZ$95(約7410円)で購入しました。スチームパンク風?のデザインが気に入り衝動買いしてしまいました。
ビストロテーブルは、テーブルの中央に脚を1本付けることで限られたスペースを最大限に利用できるようにと設計されたテーブルです。ちなみに、イスは通常軽量で折り畳み式になっています。
小さなスペースのビストロで好んで使われたことから「ビストロテーブル」と呼ばれたのだと想像出来ます。
「ビストロ」の語源は不明ですが、最初の記録としての「ビストロ」の言葉は1884年にフランスで記録されています。
元々のビストロの始まりは、パリのアパートからだと言われています。その頃のパリのアパートの家賃には食費が含まれていたそうです。 家主は、アパートの地下のキッチンを利用して住人に食事やワイン、コーヒーなどを提供したのがビストロの始まりだそうです。
なので、提供された食事は、シンプルで大量に調理できて長期間保存できる物だったそうです。
フランス革命が「ビストロ文化」をもたらしたのかも?
フランス革命によって、旧支配者(宗教家、君主、貴族)から平民が自由と平等と人権を勝ち取りました。「絶対主義下のフランスの国民の身分は、第一身分(聖職者14万人)、第二身分(貴族40万人)、第三身分(平民2600万人)」でした。
第三身分だった平民が、自由を勝ち取り、資本主義が発展することで平民も食事を楽しむ余裕が出ていったことが、今のビストロに繋がっていったのではと考えています。
今は、フランスで「ビストロ」と云うと、カジュアルな雰囲気で、庶民的な料理が楽しめる小さなレストランや居酒屋を意味する言葉になっています。
ちなみに、日本の居酒屋ですが、室町時代に都市部や街道沿いに庶民相手の居酒屋が建つようになりましたが、本格的に普及するのは江戸時代になるそうです。
元々は、酒屋で酒の量り売りをしてい店が、その場で酒を飲ませるようになり、そのうちに簡単な肴を提供するようになったそうです。
居酒屋の語源は、「酒屋で居続けて飲む」ことを「居酒」と称したそうです。そして、酒屋の中で酒を売るだけの店と酒を飲める店を差別化する為に、酒が飲める酒屋は、「居酒致し候」の貼り紙を店頭に出したことにあると言われています。
1960年、日本酒と洋酒の消費量が逆転しました。
1970年代頃までは、居酒屋は男性が日本酒を飲んでいるイメージでした。
1980年代になり、居酒屋チェーン店化が進み、学生、会社員、友人同士などが気軽に利用することが出来る店になりました。
フランス革命は、貴族の莫大な浪費とその借金のツケを毎回平民に押し付けていたことにより平民が立ち上がった革命です。もし、貴族がビストロで食事を楽しむことが出来ていたら、革命も起こらなかったのにと思いました。
フランスでビストロが愛され続いているのは、フランス革命の精神を忘れないためなのかもね。
「自由」「人権」「平等」に乾杯
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